年代別お悩み
年代別のお悩みをまとめました。歯の健康にお役立てください。
お子さんとお母さんのために
働きざかりの方
シニアエイジの健康
65歳からの健康増進の秘訣
お子さんとお母さんのために
育児支援
院長自身が、赤ちゃん連れで行けない場所の多さに不便を感じていた経験もあり、西大井駅前歯科クリニックはお母さんの治療時でも「赤ちゃん連れでもOK」にしました。
ただ、保育士はおりませんので、スタッフがお子様をお預かりする事をご了承下さい。どうしても泣いてしまう子は、危険でない場合、抱っこのまま治療を行うなど、適宜、良い状態を模索しながら行っています。
「預けて来た方が気が楽」「たまには離れて自分の時間を」という方は、家族以外では、品川区ファミリーサポートや児童センター等を利用しているようです。
毎日育児に追われ、ご自身のケアに手が回らない方も、当院で自分の体を大切にケアし、少しの時間でも癒されていただけたら嬉しいです。それが当院でできる育児支援だと考えています。
周囲の方もお母さんが心身共に健康でいる事が育児において何より大切だと理解し、サポートして頂きたいと思います。
予防先進国の北欧では、大切な命をお腹に宿す前から『健康』のサポートが始まります。生まれてくる小さな命は、お母さんからむし歯の原因が感染します。3歳までむし歯の原因菌を持たないお口は、生涯むし歯になりにくいお口になる事が可能です。
母子感染の予防
お母さんのむし歯菌が子どもに感染する母子感染が問題になっています。
授乳時期はお子さまの将来のお口の健康にとって、とても大切な時期です。
ご一緒にお子さまのお口の健康を考えましょう。
母子感染を防ぐために気をつけたい事は?
口移しでものを食べさせたり、大人が使った箸で赤ちゃんに食事をさせたりすると、ミュータンス菌などの細菌が増えてお口の中の病気の原因となる事があります。
生後1才半から3才がむし歯菌の住み着く時期です。
しかし、子どもとのスキンシップを止めることはありません。
なによりも、お母さんのむし歯の治療や予防が大切なのです。
お子さんのむし歯予防には、まずお母さんのお口の健康が大切です。
左のグラフは、お母さんのお口の中のばい菌の数とその子どもたちのむし歯になる割合を示しています。
お母さんのお口にばい菌が多いと子どももむし歯になる可能性が高くなるのがわかります。
お母さんのお口の健康状態について歯科医院で検査してもらい、むし歯予防のアドバイスしてもらいましょう。
右のグラフは、歯科医院で治療やお口の清掃をしてもらった母親としなかった母親で子どものむし歯のでき方の違いを表したものです。
お母さんのお口をきれいにすると子どももむし歯ができにくくなりますね。
赤ちゃんの健康のために
妊娠中のお口の変化
妊娠中のお口の中は、生活習慣や体質の変化から、通常よりもむし歯や歯周病になりやすいのです。
つわりによって奥歯の歯磨きが難しくなるため、磨き残しが多くなる
少しずつ何度も食事をするため、口の中で酸性の状態が長く続き、むし歯ができやすくなる
女性ホルモンが増加して、通常よりも歯肉に炎症が起こりやすく、「妊娠性歯周炎」を引き起こす
だ液の性質が変化し口の中がネバネバになり、細菌が活動しやすくなる
妊娠中でもむし歯や歯周病の治療は可能です。
しかし、お母さんのお口の中を清潔にしておくことが、赤ちゃんにとって、もっとも大切です。
歯科医師による妊娠中のお口の健康チェックと、歯のクリーニングを受けましょう。
妊娠期の歯周病に要注意!
歯周病のひどい妊婦さんは、歯周病菌の影響で早産や低体重児出産などの妊娠トラブルの危険性が高くなることが報告されています。
また母子感染によって乳幼児へむし歯菌が移ってしまうことがあり、むし歯の多いお母さんの子どもは、早くからむし歯になる危険性が高いと言われています。
お母さんのお口の中を清潔にして、赤ちゃんの歯と健康を守りましょう。
お子さまが歯みがきをいやがるとき・・・
- みがき遊び お子さまに歯ブラシを持たせ、大人といっしょにみがく。お人形の歯をみがきましょう。
- 歯みがき痛くしない ガーゼで拭く → ゴム歯ブラシ → 歯ブラシの順に使ってみる。
- 歌いながら 楽しい雰囲気で、終わったらうんとほめてくださいね。目標1分間!
- 泣いても なるべく機嫌のよいときに、嫌がっても一部分だけでもよいのでしっかりみがく。一日で全体がきれいになればよいのです。
歯ブラシは右手で鉛筆を持つように持ち、左の人差し指と中指で唇をひろげる。
両腿で子どもの腕を固定し頭をはさみましょう。
毛先が前歯の歯ぐきにあたらないようにネ!
軽い力で横に10回細かく動かす。
歯ブラシを番茶にひたしてからみがくのも、ムシ歯予防におすすめします!
順番を決めてみがきましょう。
働きざかりの方
食いしばっていませんか?
ギリギリとする歯ぎしりだけでなく、無意識に歯を食いしばっている人が
多く、気になっています。
歯周病を悪化させる、詰め物が取れる、歯が削れる、知覚過敏、
首はぎしりや方の痛み、顎関節症など、悪影響は多方面に及びます。
力仕事の時だけでなく、集中している時、噛みしめていないか気にしてみて下さい。
まずは、気付く事から、そしてリラックス!場合によっては、
マウスピースを作ったり、顔の筋肉ストレッチをお伝えしています。
白い歯で好感度アップ!
歯の色が1段白くなるだけでも、印象がさわやかになりますよね。
就職活動や営業の方、おススメです!
当院では、歯科衛生士がホワイトニングコーディネーターの勉強をしており、クリーニングからホワイトニングまで、親身に相談に乗ります。
銀歯、気になりませんか?
口を開いた時、笑った時の横顔、銀歯は意外と目立ちます。
綺麗な人や、紳士的は方が笑った時、銀歯が見えると、私達は「もったいないなぁ…」と思ってしまいます。清潔感が無くなるからです。
ハイブリッドセラミックやオールセラミックなど、セラミックも進化しており、ご予算に合わせて、選択できます。
カウンセリングのお時間を取ってじっくりご相談いただけます。
虫歯にならない為に気を付けたい食習慣
食習慣とむし歯の関係
歯の表面では、歯の成分であるミネラルが溶け出す脱灰と、ミネラルが歯の中に戻って結晶化する再石灰化がくり返されています。
何も食べていないときの歯の表面は中性ですが、いったん口の中に食べ物や飲み物が入ると、むし歯菌が作り出す酸が増えて歯の表面が酸性になりミネラルがどんどん溶け出します。
※ むし歯菌は、食物の中の炭水化物を栄養にして酸を作り出します。甘いものは特に酸をつくりやすいです。
規則正しい食習慣
一日3回の食事と1回のおやつの場合
食事の回数に応じて脱灰は起こりますが、時間とともに歯の表面が中性になり再石灰化が行われます。
間食が多い食習慣
一日3回の食事に加えおやつやジュースを何度も口に入れる場合
一日中脱灰が続き、歯の表面が中性にならないため再石灰化がなかなか行われません。寝る前に飲食をすると朝まで脱灰が続きます。
食習慣のPoint
ダラダラ食いをさけ、正しい食習慣を身につけましょう。
就寝中はだ液の量が少ないので、寝る前の飲食をしないようにしましょう。
むし歯菌はブクブクうがいで取り除くことはできません。飲食の後は必ずハミガキをしましょう。
むし歯をつくるストレプトコッカス
むし歯の原因
虫歯菌ストレコッカス歯の象牙質やエナメル質の防壁が崩壊していく病気、それがむし歯です。原因としては口の中に無数にいる細菌が主役と考えられています。
これらを口腔常在菌といいます。その中で歯の表面に付いた糖分を分解して、デキストランをつくるのがストレプトコッカス・ミュータンスという連鎖球菌です。
デキストランの主成分は、歯の表面の黄色いネバネバしたプラーク(歯垢)で、その中にストレプトコッカス・ミュータンスをつつんで、歯のエナメル質に付着します。
この酸がエナメル質をとかしていって、やがてむし歯ができるのです。
シニアエイジの健康
50代以降の方にお伝えしたい事があります。
お口の臭い、気になりませんか?原因の多くは歯周病です。
40代になると、歯周病が始まる方が急に増えます。
そして60代から歯が抜け始める方が増えてきます。
50代から気をつけてケアするかどうかで大きく差が出てきます!筋トレやダイエットと同じです。
年齢による歯周病の悪化は、コラーゲンの減少や骨粗鬆症、唾液の減少などの生理的老化に伴うもので、全身と深く関わっています。
若い時は歯周病菌がいても発症しなかったものが、体が負けてしまうのです。
歯周病も虫歯同様、細菌による歯周の炎症ですので、歯周病菌をコントロールする事で、進行を遅らせる事、また初期でしたら食い止める事は可能なのです。
急激に歯周病が進行した方、キチンと磨いているのに、進行する方は、特定の細菌が住み着いている可能性があります。
位相差顕微鏡による検査、精密な歯周病検査を行い、家族に(特にお子さんやお孫さんに)うつさないようにケアしする事が大切です。
8020運動をご存知ですか?
20本の歯が残っていると、自分の歯でおいしく食事ができると言われています。80才になった時、自分の歯を20本残し、生涯、健康的に美味しく食事ができるようにしようという運動です。
素晴しいことですよね!しかし、大変難しいことでもあります。
当院では、この8020運動を患者様全員の目標にしています。
毎年、品川区と歯科医師会で8020を達成された方を表彰しています。当院からも毎年数人推薦しています。
今から正しいセルフケアとプロケア、そして、体の健康を意識して、8020を達成しましょう!
お口のアンチエイジング
口元は年齢を表します。
歯の色
加齢と共に、歯は黄ばんでくるのです。ですので、歯が白くなると、若く見えるのです!
チラシに出ているシニアモデルさん達は白くて綺麗な歯並びです。一般の方も手軽に白くできます。
歯科医院は歯を削るだけの場所ではありません。アンチエイジングに利用して下さい!
表面的な汚れの場合 保険のクリーニングやトリートメント
歯の内部からの黄ばみの場合 ホワイトニングとトリートメント
当院では歯科衛生士がホワイトニングコーディネーターの資格を持っています。
ご希望に合わせて、メニューを作ります。
口輪筋のたるみ
口をぐるりと囲む口輪筋を鍛える事で、引き締まった口元が再現できます。口輪筋が鍛えられると、頬を上げる筋肉にも作用するそうです。
テレビでご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、ペットボトルを唇でくわえたり、舌を大きく動かす等があります。
元々は脳梗塞後や寝たきりの方のリハビリが原点であり、医学的に評価されている方法がアレンジされたものです。
院長がアンチエイジング歯科学会でTVでも活動されている宝田先生の講座を受講しビューティーアドバイザーの資格をとりました。
遊び感覚でご指導します。
人が話す口元を観察してみて下さい。テレビのアナウンサーでも、若い人は上の歯がよく見えて、下の歯はあまり見えません。
が、50代以降になると、下の歯の方が見えませんか??
まずは、鏡を見て、上の歯がはっきり見える様に笑ったり、話したりしてみて下さい。
それだけで生き生きと若く見えるはずです。
65歳から始める健康増進の秘訣
ある調査によると、高齢になるほど、生活の楽しみは「食事」のウェートが大きくなるそうです。
よく、「歯がなくても死なない。」とおっしゃる方がいますが、歯が無くなると、「生活の質が低下する」事を分かって頂きたいと思います。
美味しく食事が出来る喜び、大きく口をあけて笑える喜び、歌や会話を楽しめる喜び、のお手伝いができるように、と思いながら診療しています。
※高齢の方に起りやすいお口の悩みの代表的なものに以下のものがあります。
1. 歯根が虫歯になる。
歯根が虫歯になるこれは、歯周病で歯肉が下がり、歯根が出て来てしまうからです。
歯根は、柔らかくて、大変虫歯になりやすく、デリケートな部分です。
今まで虫歯に縁が無かった人でも、ここは虫歯になります。
歯根のケアを重視する事が重要になります。
→一人一人に合った歯磨き指導を行っています。
細かく磨くのが苦手な方には、電動音波歯ブラシがおすすめです。80代の方でも綺麗にツルツルに磨けています。音波歯ブラシにより、唾液の量が増えるデータがあります。
2. 口が乾く。
口が乾く加齢や、お薬の副作用で、唾液が減少する事で口が乾き、ひどくなると、灼熱感や舌が痛い、と感じる事もあります。
唾液は、悪い菌を退治してくれる、重要な役目がありますので、乾くと虫歯や歯周病が進行したり、食事が飲み込みにくくなったりします。
→舌の運動をおすすめしています。可能なら、薬を変えて頂く事もあります。そして、よく咬む事が大切です。
3. 入れ歯の人が増える。
40代になると、歯周病が始まる方が急に増えます。そして60代から歯が抜け始める方が増えてきます。
入れ歯になると、色々生活に支障が出ることでしょう。
自分だけ家族と違う食事にするとか、喋りにくいとか、笑う時口を隠す等…。
できるだけ、生活の質を向上できるような入れ歯つくりを心掛けています。
4. 食事でむせたり、食べこぼしたりする。
口の回りの筋肉(口輪筋)のゆるみや、飲み込み力の低下によるものです。
唾液の減少も関係あります。
→口輪筋の筋トレや舌の運動、しっかり噛む事でトレーニングしましょう。筋トレは医院でお教えしています。
また、お口は食べ物だけでなく、ウィルスの入り口でもあります。
毎日の口腔ケアをしっかりやる事で、インフルエンザや肺炎のリスクが激減する事が分かっています。口腔ケアとは、うがい薬などで、消毒する事ではありません。
歯ブラシを使って、奥歯まで、しっかり擦り取る事を意味します。