医療法人社団BLISS 西大井駅前歯科クリニック 院長の小澤です。

当院では「痛くなってから通う場所」ではなく「健康な歯を守り育てる場所」を目指し、地域に根差した予防歯科に注力しています。その一環として、2026年9月8日(火)、品川区の西大井保育園にて4歳・5歳の園児の皆さんを対象に口腔ケアの大切さを伝える講義を行いました。

視覚から興味を引き出す最新AIアニメーション教材

4〜5歳は、乳歯が生え揃い、永久歯への生え変わりを見据えた歯磨き習慣の確立が極めて重要な時期です。しかし、小さなお子様に「虫歯のメカニズム」を言葉だけで伝えるのは容易ではありません。30分という講義時間の中で、飽きずに楽しく学んでもらうため、今回はPowerPointの資料作りに生成AIを活用しました。

従来の静止画イラストをAI技術で短いアニメーション動画へと変換。「お口の中でばいきんがどう動くのか」「歯ブラシを使うとどのように歯がピカピカになるのか」を生き生きとした映像で見せたところ、園児の皆さんは身を乗り出して画面に見入ってくれました。動くキャラクターを通じて、歯磨きの大切さが直感的に伝わったかなと思います

講義を通じ、園児たちの心に「歯磨きは楽しくて大切なこと」という記憶が少しでも残ってくれれば嬉しく思います。

幼児期の口腔育成における専門的なポイント

園児にむけての講義には入れませんでしたが、歯科医師の立場から、4・5歳児の口腔ケアで特に意識していただきたい要点は以下の通りです。

  • 自立磨きと仕上げ磨きの両立:まずは自分で磨く楽しさを覚えさせ、最後は必ず保護者の方が「仕上げ磨き」を行うこと

  • 奥歯(乳臼歯)の溝のケア:汚れが溜まりやすく虫歯になりやすい奥歯のかみ合わせ面を丁寧に磨くこと

  • 規則正しい間食習慣:ダラダラ食べを避け、お口の中の再石灰化の時間を確保すること

地域医療としての小児予防歯科のこれから

今回が初めての園児向け講義でしたが、子どもたちの素直な反応から多くの学びを得ることができました。来期は今回同様にクイズを取り入れて、さらに今回できなかった体験型のアクションを交えるなど、さらに内容をパワーアップさせて実施する予定です。

西大井駅前歯科クリニックでは、院内でのフッ素塗布や定期検診にとどまらず、地域の教育機関と連携した啓発活動を継続してまいります。

最後に親御さんにむけて:

お子様の歯並びや仕上げ磨きの方法など、些細な疑問でもお気軽にご相談ください。

西大井駅前歯科クリニック